2011/10/30: 野菜の数え方:ねぎ1本
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引き続き野菜の数え方です。今回は日本の冷蔵庫には必ず(うちは必ずです...)と言っていいほど入っているお馴染みの野菜「ねぎ」です。
ねぎ1束/わ
ねぎ1束は簡単ですね。和英辞書で「束」を引くとちゃんと出ていまして「bunch」を使います。しかしですね、和英辞書を見ると「束」に関してはbundle, bunch, sheaf, bouquetなどと色々書いてありまして、葱には「bunch」を使うということはあまり記述されていません。ほうれん草やアスパラなどなど、野菜を束で表現する場合にはbunchを使いますのでおぼえておきましょう(e.g. a (one) bunch of scallions)。
「~本」を辞書で引くと
しかしですね、日本のレシピで「ねぎ1束」なんていう大量のねぎを必要とするものはあまりありませんよね。大抵「1本」や「2本」です。じゃあ「ねぎ1本」って英語でどう言えばよいのでしょうか?辞書を引いてみましょう。プログレッシブ和英中辞典によると「(1)えんぴつ(帯)2本: two 「pencils (sashes) (2)5本の映画: five films (3) チョーク(ビール)3本: three pieces of chalk (bottles of beer)」と出ています。ねぎを含む野菜の例は出ていません。
自動翻訳サイトで調べよう
では大手の自動翻訳サイトで訳してみましょう。「葱2本」をGoogle翻訳で訳すと「two onions」、Yahoo翻訳で訳すと「two leeks」となりました。onionとleekという訳語もさることながら、「本」を見つけることができません!「本」を明確に知りたいのですが...!
ねぎ1本の「本」
和英辞書にはほとんど掲載されていないのですが、細長い野菜で「本」という単位を使う場合は「stalk」を使用します。使い方は、「ねぎ1本」なら「one stalk of scallion」でOK。レモングラスやパセリもstalkです。ちなみに英和辞書で「stalk」を引いてみたのですが、「茎」「細長い支え」「煙突」としか出ていません...。ではアスパラもstalk?これは違うのですが、これは次回に。
写真:shot by Cape Daisee, on Oct. 29th, 2011. 幻のエッグタルト、ドンクのタンタオ
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