2012/06/05: 大さじ・小さじを英語で
記事の一覧・目次はこちらをどうぞ。
アメリカなどで出版されているレシピを見て料理を作る際、英語の文章はもとより材料の単位が違うのが結構問題となるのですよね。ということで今日は頻出語句「大さじ」「小さじ」です。
日本の大さじと小さじ
お料理をされる方なら当然知っている方が多いでしょうが、日本では小さじ1杯は5cc、大さじ1杯は15cc、つまり小さじ3杯=大さじ1杯ということです。
アメリカでの“さじ”の単位
アメリカでも当然、これくらいの量は計量カップではなく匙を使います。大きいのが“table spoon”、小さいのが“tea spoon”。直訳すると「食卓さじ」「茶さじ」となってしまうのですが、それでよいのでしょうか?
Table SpoonとTea Spoonは何cc?
いえいえ、よくないです。実はこの“table spoon”と“tea spoon”、都合のよいことに日本の大さじ・小さじとほぼ一致するのです。1 table spoonは14.7867648 cc、1 tea spoonは4.92892161 ccと、大さじ15cc、小さじ5ccとほぼ同じです。ですので、日本での大さじ1杯を英訳する場合は“1 table spoon”、小さじ1杯は“1 tea spoon”、当然ながら英語で“1 table spoon”と出てきたらそれは日本での大さじ1杯のことです。わずかなずれがあるじゃないかなんて言わないでください。これくらいの誤差は普通の料理では当たり前。大さじ100杯入れるのなら結果は1500ccと1478ccでずれが出てくるのですが、常識的にこんなレシピはありえません...。
略した表記
これら2つの単位は英語のレシピでよく略されて使用されます。table spoonはtbsp、tea spoonはtsp。また、レシピによってはtable spoon(大さじ)をT.又はTsp、tea spoon(小さじ)をt.又はtspと、単に『t』を大文字と小文字でわけているものもあるので気をつけてください。
写真:shot by Cape Daisee, April. 2012. 神戸市中央区メリケンパークの人魚
ツイート