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スマスイのイルカ

2013/07/15: 野菜の数え方:セロリ1本

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今回は数えるのがややこしい野菜の一つであるセロリの英語での数え方です。

セロリの数え方~日本語

まずは日本語でのレシピではセロリの量は通常どのように表現されているのでしょうか。グラムなどの重量で表すこともないことはないですが、たいてい『株』『房』『本』ですね。『株』『房』は分割していないセロリまるまる1つのこと、『本』は1房を形成しているうちの1本の枝のようなもの。英語もこの考え方と同じです。

セロリ1本を英語で

では、「セロリ~本」を英語に訳してみましょう。セロリは不可算名詞(数えられない/複数形にできない名詞)ですので単純に数字をつけることはできません。『株(房)』『本』それぞれに相当する英語が必要です。最も一般的なのは『株(房)』は『head』、『本』は『rib』です。headはキャベツの数え方でも紹介しましたね。セロリ1株なら「a head of celery」、セロリ2本なら「two ribs of celery」です。headの代わりにbunchを使うこともあります。また、ribではなくstickも使えます。

stalkという言葉が辞書に・・・

英和辞書でceleryを引くと、用例として「two stalks of celery: セロリ2本」などという記述がよく見られます。そうです、ribではなくstalkも「本」としてよく使われます。しかし、このstalkという言葉、少しだけ気を付けたほうがよいのです。実は、厳密な意味では「stalk」は「房=head」のことを指すのです。しかしながら、最近のアメリカのレシピでも多くの場合において「stalk」は「rib(本)」を意味しています。だからといって、stalkが常に「本」であるわけではありません。たまに「房」を意味していることもあります。ですので、ご自身で日本語レシピを英訳する場合は誤解を避けるために『rib』『stick』を使うのが安全かもしれませんね。

写真:shot by Cape Daisee, March 2012. 神戸市須磨区須磨海浜水族園のイルカ





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